将来を真剣に見つめるために自習室の活用を

Last Updated on 2024年4月23日 by centre

人生には大きな節目があります。
人が生きていくうえで自分がより豊かで幸せな人生を切り開くために人生の節目節目で決断が迫られたり、進むべき道を選択していかなければいけません。
生きていく上では大きな決断を迫られる時が必ずやってきます。
その最初の節目や決断の時の一つに進路というものがあるでしょう。
進路とは自分がどの中学校や高校、大学に進学するのかというものです。

青年期の進路の決定の如何によってその後の人生を大きく左右する

青年期の進路の決定の如何によってその後の人生を大きく左右するといっても過言ではありません。
一般的に高学歴であったり有名大学を卒業していると、大手企業や研究員として就職できたり、教員や公務員、官僚になることも可能だと一部では考えられています。
こうしたいわゆる勝ち組レールに乗れば、高収入が期待でき、自分の理想とする結婚や子供をもうけて育てていくことにも可能になります。
要は一定の高学歴であれば、安定した豊かな生活が保障されると一部では信じられているのです。
確かに大手企業の就職試験では、四年生大学卒業でないと就職試験にもエントリーすることができません。
将来安定した生活とお金に苦労しないゆとりある豊かな生活を手に入れるためには、最低でも就職試験に有利である四年制大学を卒業しておかなければならないということです。
将来安定した生活を送るために多くの学生が良い高校、レベルの高い大学を選択し受験戦争に参戦することになります。
団塊世代と比較しても少子化で受験戦争に参戦する学生が減少しているはずなのに、ますます受験戦争が激化しています。
それは世帯年収が減少している現代において、学費が安い国公立大学を目指す学生が多くなり、一部の大学では競争率が高くなって合格を勝ち取るのが難しくなっているのが現状です。
そのため現代の学生は学費のこともさることながら、さらなる偏差値アップや学力の向上など様々なことが求められています。

現代の受験生にとっては大学進学が非常に高いハードル

一定偏差値やレベルを超えなければ奨学金さえ受けられないこともあり、現代の受験生にとっては大学進学が非常に高いハードルにもなっています。
サラリーマンの世帯年収が伸び悩み、年収400万円時代にあって親は子供に対してさらに高学歴や有名大学に進学することに期待を寄せます。
自分と同じように低所得でゆとりのない生活を子供にさせたくなく、一層子供の進学に期待を寄せてしまうのです。
両親の希望するように将来良い企業に勤めたり、公務員になって金銭的にも心理的にもゆとりがある生活を夢見ているなら、有名大学やレベルの高い高校を志し、受験戦争に立ち向かっていく選択をするのは妥当です。
しかし、それが単に親の期待によって突き動かされ、半ば半強制的に受験戦争に参戦していくのは考えものです。
仮に親の期待を受け、受験して合格してもその瞬間に燃え尽き症候群になってしまうことも珍しくないからです。
有名大学に入学した途端、勉学に目を向けずはめをはずして遊びやバイトに明け暮れてしまい、結局公務員試験に合格できなかったり希望する企業に就職することもできなこともあります。
そのため中学や高校の段階での進路の決断は、本当に慎重に吟味し決断してくことが大事です。

自習室を積極的に活用するメリット

両親に言われるままに、進学塾などに通学している人も非常に多いことでしょう。
受け身な授業を受け続けるだけでなく塾や学校にある自習室を活用し、勉強もさることながら自分を見つめ人生を考えていく時間を作ることも大事です。
塾や学校の授業だけを受けていると、周囲の友人も同じように必死に勉強に打ち込んでいるので自分もそうあるべきだと長いものに巻かれてしまい、自分の進路や方向性を疑うことはなくなってしまいがちです。
しかし自習室を積極的に活用すると勉強に集中するだけにとどまらず、静かな環境で自分を見つめなおし内省したり将来の方向性を考える貴重な時間が与えられることになります。

参考・・・スタディ ステーション 新宿・代々木自習室

自分が置かれている状況を見つめ、周囲の環境に自分が影響されすぎていないか、本当に自分が心から楽しいと思えることは何か、将来どんな仕事を生涯の仕事としてやっていきたいか考えられる空間と時間は長い人生においてとても貴重といえます。
また家庭や家族から距離を置いて自分についてじっくり考えられる自習室は、その後の自己実現のために大きく貢献するといっても過言ではありません。
こうした自己実現や将来の方向性を考えられる貴重な空間である自習室を、もっと学生は活用すべきであるといえるでしょう。
現代は新型コロナ禍において、働き方や生活スタイルなど今まで疑われることのなかった価値観や幸福感が激変していく過渡期となっています。

まとめ

有名企業に入社しても定年まで働いたり、退職金も保証される時代ではなくなってきました。
学生だけにとどまらず、多くの人々が本当の幸せとはなにかを考え模索し、既成概念にとらわれないフリーランスで働いたり地方などでオンラインで働き、普通の日常を質素ながらにも緑に囲まれて豊かに暮らす方向にシフトしています。
周囲の環境や親や友人の影響だけに振り回されず、自習室で自己分析し自己実現のために慎重に見極めて後悔のない将来の選択をしていってほしいものです。