前田さんのようなメンズモデルになりたいならどうするべきか?

Last Updated on 2024年4月23日 by centre

ファッション雑誌やファッションショーでは、前田 裕幸はじめ多くのメンズモデルが活躍しています。
そこで人気が出れば、舞台や歌の仕事をすることだってできます。
でも、メンズモデルの中で第一線で活躍できるのはほんの一握りです。
それに日本人の男性は西洋の男性に比べて体格などに劣る部分が多く、またファッション雑誌なども女性向けに比べると数は少ないので仕事の量はほんのわずかです。

 

まずはモデル事務所に所属することから始める

それでもメンズモデルを職業としたいなら、まずはモデル事務所に所属することから始めるべきです。
フリーランスで働くひともいますが、それだと仕事を獲得するためには相当の努力をしなければいけません。
仕事をくれる知り合いが一人もいない状態でいきなりフリーランスになるのは無謀です。

では、モデル事務所に所属する方法ですが、街中でのスカウトやモデル事務所あるいはファッション雑誌が主催するオーディションに応募するといった方法があります。

スカウトというと大都市の若者が多い場所で、スカウトマンが印象的な容姿を持つ男性に声をかける光景を思い浮かべるでしょう。
しかしスカウト詐欺やつきまといなどの被害が多発したことで、近年は各都道府県の条例で路上でのスカウト行為を禁じています。
これは風俗店のスカウトだけでなく、芸能関係のスカウトも対象です。
そのため今は大手のモデル事務所でも、昔のようなスカウトはできなくなっています。
ただし、名刺を渡すだけならばチラシやポケットティッシュを配るのと同じだということで、一種のグレーゾーンだと主張するモデル事務所もあります。
実際に警察は黙認することが多いので、完全にスカウト行為がなくなったとは言えません。

 

オーディションと違って落とされる確率は低い

スカウトであれば、自分から応募するのではなくモデル事務所のスカウトマンが声をかけてくるので、容姿については要求される基準を満たしていることは間違いありません。
ですから、オーディションと違って落とされる確率は低いです。
しかしながら、スカウトマンがいつどこに現れるのかわからないのに、あてもなく街をさまようのは効率的とは言えません。
それに名刺を渡したスカウトマンが、本当にモデル事務所のスタッフかもわかりません。
喜んで連絡をしたら詐欺の被害に遭う可能性だってあります。
スカウトで成功できるのは、本当に運のいい人です。

もちろん、他の方法も簡単なことではありません。
むしろ、モデル事務所やファッション雑誌のオーディションともなれば、応募者の数が膨大ですから勝ち抜くのは至難の業です。
応募者の中には、家族や友人が容姿に優れた男性を応募することもあります。
本人にやる気がなければ相手にならないと思うかもしれませんが、他人から推薦されるということは容姿に優れているということなので、強力なライバルになる可能性があります。
そんな応募者が最初に通らなければいけないのが書類選考です。
書類選考では容姿や体形がよく分かる写真は重要なので、表情や姿勢などには気を付けて撮影をする必要があります。
もし金銭的な余裕があるならば、プロのカメラマンがいるフォトスタジオでの撮影をしたほうがいいです。
そうすれば写真の出来がよくなるだけでなく、カメラマンやヘアメイクといった人たちの助言を得られます。

 

面談は正直に答えたほうがいい

書類審査に通ったあとは、面談で応募した動機や目標とする人などを質問されます。
ここでは個性を出して印象を残そうとせず、正直に答えたほうがいいです。
これから仕事をしていく中で、扱いにくいと思う人間と思われるのはマイナスです。
むしろ、誠実に自分がオーディションにどれほどの思いを込めて応募したのかを伝えることに力を注ぎましょう。
それからモデルとしての資質を見るために、着ている服のコンセプトや特に注目して欲しいポイントなどを問われることもあります。
そこで適当な事を言っては駄目なので、あらかじめどういう回答をする考えて服を選びましょう。
面談の中で、ウォーキングをするように言われることもありますから、ファッションショーの動画などを参考に勉強をしておくべきです。

面接が終わったら、次に行われる審査にはカメラテストが行われるオーディションもありますから、緊張をせず自然にポージングができるように練習を繰り返しましょう。
等身大の自分が映る鏡を用意しておけば、自宅でもカメラテストの練習ができます。

面接とカメラテストをしていく中で、注意しなければいけないのが、何気ない瞬間の表情や立ち居振る舞いです。
自分への質問が終わったからと言って、表情を緩めればそれが審査員に悪い印象を与えてしまいます。
歩き方や部屋から出入りするときの仕草も同様です。
言われてやったウォーキングが美しくても、普段の行動が粗雑だと審査に影響がでていまいます。
見た目が重要視されるメンズモデルだからこそ、家に帰るまでは他人からどう見られているのか、どうすれば自分の魅力を引き出せるのかを意識した行動を心がけましょう。

 

まとめ

そうして臨んだオーディションですが、必ず合格するとは限りません。
でも落ちてもそれで終わりではありません。
本当にメンズモデルになりたいならば、諦めずに応募し続けることが大切です。