ファクタリングとは何のこと?

Last Updated on 2024年3月21日 by centre

資金

1.ファクタリングとは

ファクタリングとは簡単に言えば金融サービスの事です。
売掛債権を入金前に譲渡して資金化する資金調達方法のことです。

日本の商習慣では先に商品を納入し、その後にクライアントが代金を払うという形になっている事が多いです。
つまり先に入金があって、後に支払いという形になる事が多く、そのタイムラグの為に中小企業などが資金繰りに苦しむ事はよくあります。

そういった事情から売掛債権を早期に資金化する「ファクタリング」が出てくることになりました。

利用する会社にしてみたら多少お金が減ってしまうデメリットこそありますが、本来は1ヶ月~2ヶ月先にならないと入金されない売掛金が確実に入ってくるようになってきます。

これにより資金繰りが相当に楽になるのです。

2.他の資金調達方法よりも審査に通る目算が高い

この方法が中小企業で重宝される理由はこれだけではありません。
他の資金調達方法よりも審査に通る目算がかなり高くなってくるという事です。

例えば銀行融資の類だった場合は企業の返済能力が厳密に審査されます。
つまり資金繰りが厳しい中小の場合は審査に落ちてしまう場合が珍しくないという事です。

ですが、ファクタリングの場合は審査されるのは(クライアント)の信用力の方になってきますので。
つまり売掛債権の元が大手企業であったり、中堅どころの会社だったりした場合には利用する側の方の信用度合に問題があったとしても審査を通るのが可能になってくるのです。

そういった事情から昨今この方法を使う企業は増え続けている傾向にあります。

3.ファクタリングの種類について

此処までの内容が基本という事になってきますが、ファクタリングは種類が結構ある事なんかも確認しておいた方が良い部分です。
例えば『2社間』『3社間』の間で行われるタイプをあげられます。

他にも医療機関(病院、クリニック、歯科、介護施設)の診療報酬のものとして診療報酬債権ファクタリングというものなんかもあります。
売掛債権を買取を行うのではなく保証する形での『保障型』や国内輸出企業に対して、輸出先の海外企業の支払いを保証する形の『国際型』もあります。

それぞれに特徴が相当にありますので、細かい部分などはしっかり確認される事をお勧めします。
一応の共通する項目としては手数料の高さなどがデメリットとしては出てきて、メリットとしては側近を確保できるという事などをあげる事が出来ます。

何にしても優良業者と悪徳業者を慎重にチェックした上で確実に使うことが出来るのならば、大きい力になる仕組みです。